2025年7月18日

〜お子さまに多い皮膚トラブルとその治療について〜
こんにちは。
武蔵浦和はるの形成外科スキンクリニックです。
暑くなり、プールや水遊びが楽しい季節になりましたね🌞
この時期になるとご相談が増えるのが「水イボ」。今回は、水イボの特徴や治療法、生活上の注意点についてご紹介します。
水イボとは?
水イボの正式な病名は「伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)」といいます。
ウイルスによって起こる皮膚の感染症で、水イボに触れることで他の人にうつることがあります。
特に皮膚のバリア機能が弱く、免疫が未発達な小さなお子さまに多く見られます。
特徴
•1〜5mmほどの小さなぷつぷつ(隆起)ができる
•腕・足・お腹・首まわりなどに多く見られる
•湿疹を伴うと痒くなることもある
治療法について
① 自然治癒(経過観察)
水イボは基本的には自然に治るものですが、うつるリスクや広がりが気になる場合は、早めの治療が安心です。
数カ月〜1年ほどで自然に治るケースも多いです。
ただし、その間にイボが増えたり、他の方にうつってしまう可能性があります。
② m-BFクリーム(自費診療)
銀イオンを含んだ水イボ専用の治療クリームです。
お子さまでも痛みなく自宅でケアできるのが最大の魅力。
•使用方法:1日2回塗布
•期間目安:約3カ月
•料金:1本 2,200円(税込)
③ 摘除(ピンセットで取り除く治療)
麻酔テープを使い、痛みを抑えながら水イボをその場で取り除く治療です。
•イボの大きさにあわせて麻酔テープをカットし貼付
•約1時間後、ピンセットでイボを摘除
•早期の治癒を目指せます
生活上の注意点
•タオルや肌着の共有は避けましょう
•プールや登園、登校に制限はありませんが、素肌が触れ合わないようラッシュガードや衣類でカバーするのがおすすめです。
※保育園や幼稚園によっては「水イボは取らないとプール不可」としている場合もあるため、事前に確認をお願いします。
最後に
水イボは放置しても治ることが多い一方で、広がったりうつることもあるため、早めの対処が安心です。
「これ、水イボかな?」と感じたら、お気軽に当院までご相談ください。
お子さまの状態やご希望に合わせて、最適な治療をご提案いたします。

