2025年10月17日

陥入爪とは
陥入爪(かんにゅうそう)とは、足の爪の角が皮膚に食い込み、痛みや炎症を起こす状態を指します。
特に足の親指に多く見られ、悪化すると化膿し肉芽を伴うこともあります。
一般的に「巻き爪」と混同されがちですが、巻き爪は爪自体が内側に湾曲している状態、陥入爪は爪の角が皮膚に食い込んでしまった状態を指します。両者は密接に関連しており、巻き爪が原因で陥入爪を発症することもあります。
陥入爪の主な原因
陥入爪は、日常生活の中の習慣や外的要因によって生じることが多いです。
深爪:爪の角を短く切りすぎると、伸びてくる途中で皮膚に刺さりやすくなります。
靴の圧迫:サイズの合わない靴や先の細い靴は、爪の周囲を圧迫します。
爪や指の形:もともと爪が丸く巻きやすい方は発症しやすい傾向があります。
外傷やスポーツ:足先への繰り返しの衝撃も原因になります。
陥入爪の症状
✅爪の角や周囲の痛み
✅赤み・腫れ
✅膿や出血を伴う感染
✅靴を履くときの違和感や痛み
放置すると炎症が慢性化し、膿や肉芽ができてしまうことがあります。
早めの受診が、痛みの軽減と再発予防につながります。
陥入爪の治療方法
当院では、症状の程度や再発の有無に応じて最適な治療を行っています。
・保存療法(軽症例)
・内服薬・外用薬
炎症を抑えるお薬を使用します。
・テーピング法
皮膚を外側に引っ張り、爪の角の食い込みを軽減します。
・外科的治療(中等度〜重症例)
炎症により痛みが強い場合や保存療法で改善がみられない場合、再発を繰り返す場合には外科的治療を行います。
・爪甲の楔状切除(部分爪除去術)
食い込んでいる爪の角を部分的に取り除き、圧迫を解消します。局所麻酔で行う短時間の処置です。
・フェノール法(フェノール焼灼法)
切除した爪の根元部分にフェノールを塗布し、再発を防止します。
陥入爪の予防方法
再発を防ぐためには、日常のフットケアが大切です。
☞爪はスクエアカット(四角く切り、角を少し残す形)で整える
☞深爪を避け、角を丸く削りすぎない
☞自分の足に合った靴を選ぶ(つま先に余裕のある靴を)
☞爪や足の違和感を感じたら早めに医療機関を受診する
まとめ
陥入爪は放置すると炎症や感染を繰り返すことがありますが、早期の適切な治療で痛みの改善と再発予防が可能です。
武蔵浦和はるの形成外科スキンクリニックでは、お薬で様子を見るだけでなく形成外科専門医による処置も行っております。
症状に合わせて保存療法からフェノール法まで幅広く対応しております。
浦和・戸田・与野・川口・越谷・蕨などさいたま市近郊で陥入爪でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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