2026年2月28日

「この傷跡、もう仕方ないですよね…?」
武蔵浦和で傷跡修正のご相談に来られる方から、よく伺う言葉です。手術やけが、やけどのあと。時間が経っても残る赤み・盛り上がり・色の残り・広がり…。鏡を見るたびに気になるのに、どう相談したらいいか分からず、ひとりで抱えてしまう方も少なくありません。
傷跡は“種類”によって経過も対策も変わります。大切なのは、いまの状態を見極めて、必要以上に刺激せず、適切なタイミングで治療選択肢を検討することです。
■1 傷跡が「治りにくく見える」4つのタイプ
赤みが続く
傷は治っているのに、赤みが長引いて気になるタイプです。体質や部位(胸・肩など張力がかかる場所)、日常のこすれで目立ちやすくなることがあります。
茶色っぽく残る
赤みが落ち着いたあとに色が残るタイプです。紫外線や摩擦で悪化しやすく、「早く消したい」と焦って強いケアをすると、かえって長引くことがあります。
盛り上がって硬い(肥厚性瘢痕・ケロイドの可能性)
赤く硬く、盛り上がってくる傷跡は、肥厚性瘢痕やケロイドが疑われます。かゆみや痛みが出ることもあり、自然に落ち着くこともあれば、広がってしまうこともあります。形成外科領域では、注射やテープ、必要に応じて手術などを組み合わせて対応します。
横に広がる/凹凸が目立つ
傷が引っ張られる部位(関節周り、体幹、口周りなど)では、幅が広がって見えることがあります。凹凸が気になる場合も、原因が皮膚の引きつれ・張力・炎症の残りなどで対策が変わります。
■2 受診の目安|放置してよいケース・早めがよいケース
経過観察でもよいことが多い目安
・痛みやかゆみが強くない
・盛り上がりが進行していない
・傷が安定していて、日々悪化していない
早めの相談をおすすめしたいサイン
・赤みや盛り上がりが「だんだん増している」
・かゆみ/痛みが続く、掻いてしまう
・服や下着の擦れで刺激が入る部位(胸・肩・下腹部など)
・傷が張ってつっぱる、動かすと引きつれる
盛り上がり(ケロイド・肥厚性瘢痕)は、保険診療で行える治療が選択肢になることもあります。
■3 やりがちなNGケアと、目立ちにくくするコツ
NGになりやすいこと
・強いマッサージやゴシゴシ洗い(摩擦で赤みや色が長引くことがあります)
・自己判断でのピーリングや刺激の強い外用の連用
・紫外線対策をしない(色の残りが目立ちやすくなることがあります)
目立ちにくくするためのコツ(できる範囲で)
・摩擦を避ける(衣類のこすれが強い部位は特に)
・紫外線対策を続ける(色の残り対策として大切です)
・医師の指示がある場合は外用ケアを“適量・継続”する
傷跡のケアとして、シリコンジェルやサージカルテープ、色素沈着予防目的の外用などをご案内するケースもあります(内容は状態によって異なります)。
■4 よくある誤解トップ3(傷跡修正・ケロイド)
誤解①「時間が経てば必ずきれいになる」
体質や部位、日常刺激の有無で経過は変わります。放置が悪いわけではありませんが、“悪化サイン”があるなら早めに相談する価値があります。
誤解②「ケロイドは体質だから何をしても無駄」
体質の影響はありますが、注射やテープなどで症状を抑えたり、再燃を防ぐ工夫をすることは可能です。
誤解③「手術をすれば傷はゼロになる」
傷跡修正は“消す治療”ではなく、“目立ちにくく整える”ための治療です。目的と限界を共有した上で、必要性を検討します。
【まとめ】
傷跡は、赤み・色の残り・盛り上がり・広がりなど、タイプによって対応が変わります。自己判断で刺激を入れてしまうと長引くこともあるため、「いまの傷がどのタイプか」「放置でよいのか、治療を考えるべきか」を一度整理するのがおすすめです。
武蔵浦和で傷跡修正・ケロイド治療をご検討の方は、状態に合わせて保険診療/自費診療の選択肢も含めてご相談ください。
傷跡・ケロイド(傷跡修正を含む)の治療については、こちらでご案内しています。
https://haruno-clinic.com/medical/medical_01/